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ベッド・お風呂・トイレなど生活場面の介護用品

ベッドやトイレ、お風呂で転倒し、骨折から寝たきりになる高齢者が多くみられます。
毎日の生活で起こる事故なので、設備をしっかり整えて予防したいものです。

生活場面の介護用品としては、
・介護ベッド(特殊寝台)
・介護お風呂用品(入浴補助用品)
・トイレ改修(住宅改修)とトイレ用品(排泄支援用品)
といったものがあります。

介護ベッド(特殊寝台)

体を起こす、立ち上がる、という動作が高齢者にとって危険度の高い場面です。
それをサポートするのが電動ベッド。
電動ベッドの動きは3種類です。
1.背上げ……寝ている方の上半身が起きるようにベッドの上半分がチルトアップします。
2.膝あげ……背上げで上半身が起きた時にお尻がズリ落ちないよう、膝下がアップします。
3.床高さ……ベッド床面が垂直に上下し、足を付いて立ち上がりやすい高さに調節します。

電動ベッドを選ぶ際には、
モーター数……1モーター(背上げ)(床高さ)、2モーター(背上げ、床高さ)、
        3モーター(背上げ、床高さ、膝あげ)
ベッドのサイズ……からだの大きさ、部屋の大きさ、車いすスペース
付属品……サイドレール、テーブル、グリップ、介助バーなど
を考慮して選択しましょう。

介護保険では、特殊寝台、特殊寝台付属品、床ずれ防止用具、体位変換器が
介護用具貸与の対象となっており、レンタル費用の9割が支給されます。
対象は、要介護2~5に認定された方です。

介護お風呂用品(入浴補助用品)

お風呂は滑りやすい、段差が多い、温度差が激しい、と高齢者には危険な場所です。
風呂桶に入る時に滑らないよう、手すりやバスマット、踏み台などを使用できます。
浴槽内で電動シートが上下するバスリフト(浴槽内昇降機)もあります。
シャワーチェアーに座って体を洗ったり、
最初からシャワーキャリーで移動してお風呂場まで行くのもいいでしょう。

介護保険では、移動用リフトは福祉用具貸与の対象になりレンタル費用の9割が支給され、
シャワーチェアや浴槽手すり等の入浴補助用品は福祉用具購入の対象になり、
購入費用の9割が支給になります。

トイレ改修(住宅改修)とトイレ用品(排泄支援用品)

トイレも毎日使用するのに、困難な場所になりがちです。
狭い中で体を回転させる、服の脱着、立ったり座ったりすることが困難になります。
補高便座や洋式変換便座を使うと、和式トイレでもしゃがまなくて済みます。
電動式便座昇降機を付ければ、座るのも立ち上がるのも苦労がなくなります。
トイレまで行くのも難儀であればポータブルトイレを使用しましょう。

補高便座、洋式変換便座、電動式便座昇降機、ポータブルトイレは、
介護保険の福祉用具購入として支給があります。
また、和式トイレを洋式トイレに改修する場合は、介護保険の住宅改修費が適用されます。

ベッド、お風呂、トイレは毎日使うものですので、
上手に介護用品を活用して、ストレスのない生活にしていきたいものです。