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自動車・靴・電動カートなど外出時の介護用品

高齢になると、足腰が弱くなり、体力も以前のようではなくなってきます。
それでも、高齢者用に工夫された用具を活用することで、
ストレスをあまり感じずに外出できるのです。

外出時に使える介護用品として、
・福祉車両
・介護靴
・電動カート
などがあげられます。

福祉車両

高齢者にとっては、車に乗せてもらうのはありがたくても、乗り降りが大変です。
ドアを開けて、体をひねりながら足を踏み出し、シートに座ったら体を回転させる。
容易なことではありません。
そのため、体が思うように動かなくなった高齢者にもやさしい自動車が開発されています。

スライドドア
スライドドアの自動車は、体をひねらなくてもよいので楽です。
まっすぐ前進しながら階段のようにステップを上がれば乗れるのですから。

サイドステップ
地面から車の床まで、普通は40~50cmの高さがあります。
サイドステップは、乗降時にステップがせり出してきて20~30cmの段差に短縮します。
普通の住宅の階段が23cm以下ですので、階段の感覚で乗降できます。

リフトアップシート
助手席や後部座席のシートが電動で動く装置です。
一人分のシートが外向きに回転し、なおかつ車体の外までせり出し、低く下がります。
高齢者は、普通にいすに座るようにシートに腰掛けるだけ。
あとは電動でシートが上昇、回転して車内に運んでくれます。

車いすスロープ
車体後部の床下にスロープが格納されています。
乗り込む際にはスロープを引き出し、車いすのまま乗り込みます。

電動車いすリフト
車体後部に、車いすごと電動で持ち上げるリフトが付いています。
高齢者が車いすに座ったまま、乗降できます。

残念ながら、福祉車両は介護保険の対象外となっていますが、
税金の減免になる場合があります。

介護靴

高齢になると靴を履くのに苦労します。
指先に力が入らなくなりますし、体を屈めるのもつらくなります。

マジックテープやファスナーで脱着できる靴は、履きやすくて便利です。
マジックテープで止める靴は足にぴったりフィットして、歩きやすいものです。
高齢になると足が上がりにくくなってつまづきやすいので、
靴底が反り上がって、滑りにくいものが安全といえます。
足の力も衰えてきているため、軽く設計されています。

介護靴は、介護保険の適用外です。

電動カート

スクーターと車いすの中間のような乗り物が電動カートです。
歩くのはつらくても、電動カートなら買い物に友人宅にお出かけできます。
バッテリーを充電すれば20km~30kmは走行しますので、町内に繰り出せます。
超低速モードやコーナーでの減速、ヘッドライトなど安全な工夫がされています。
最高時速は6km/hと法律で決まっていますので、歩道も走れるのです。
もちろん、自動車免許は必要ありません。

電動カートは、介護保険の福祉用具貸与の対象となります。
レンタル費用の1割を利用者が負担し、9割が保険から支給されます。
基本的に、車いす貸与は要介護2~5の認定者が対象ですが、
状態に応じて例外が認められるケースもあります。

外出用介護用品その他

シルバーカーやステッキ、車いすなども、高齢者の外出をサポートしてくれます。

シルバーカー(歩行器)やステッキ(歩行補助つえ)などは、
介護保険の福祉用具貸与として介護保険の対象になります。
要支援1~要介護5に認定された方々が対象となります。