ページの先頭です

トップページ > 介護用品あれこれ > 手すり・歩行器・階段昇降機など室内移動の介護用品

手すり・歩行器・階段昇降機など室内移動の介護用品

高齢になると、家の中での移動も思うようにできず、悲しい思いをすることがあります。
トイレひとつ行くにも大旅行のような困難を感じて、情けなく感じるのです。
そんな時に毎日の生活をサポートしてくれる室内介護用品があります。

室内移動をサポートするための道具には、
・手すりの取り付け
・スロープ(段差の解消)
・滑り止め床(床材の変更)
・引き戸やアコーディオンカーテン(扉の取替え)
・歩行器
・階段昇降機
などがあります。

手すりの取り付け、段差の解消、床材の変更、扉の取替え、それに伴う住宅改修は、
介護保険の対象になり、要支援1~要介護5までの認定者が対象となります。
改修費20万円までを限度として、9割が支給になります。

手すりの取り付け

足腰の筋力の衰えや、関節の痛みなどがあると、家の中を動くのも大変です。
手すりがあると体重を掛けられ、バランスを崩しても体を維持しやすいのです。
廊下、風呂場、トイレ、玄関など、歩いたり腰掛けたりする箇所に取り付けましょう。

スロープ(段差の解消)

足が上がらない。足の力が衰えている。そんな時、階段はつらいものです。
スロープを設置したり、玄関や部屋の入り口の段差をなくすならば、
転倒防止になりますし、楽に出入りができるようになります。
住宅のバリアフリー化と呼ばれています。
風呂場の段差も解消できたらいいですね。

滑り止め床(床材の変更)

高齢になるとバランス感覚が衰え、筋肉も落ちてきて、転びやすくなるものです。
風呂場の滑りやすさは危険度が高いのですが、滑りにくいタイルに変更できます。
寝室の床も、畳からフローリングに変更できます。
通路なども、砂利敷きをコンクリート製に変更すれば、雨が降っても安心です。

引き戸やアコーディオンカーテン(扉の取替え)

開き戸の開け閉めは、ノブを回して体を前後させるために動きが複雑です。
体が思うように動かなくなってきたら、
引き戸や折り戸、アコーディオンカーテンに取り替えると楽になります。

歩行器

室内で歩く際に使える歩行器もあります。
交互式、固定式、車輪式といくつかタイプがあります。

歩行器は、介護保険の福祉用具貸与の対象になっていて、
要支援1、2、要介護1~5の認定者がレンタル費用の9割を支給されます。

階段昇降機

座ったまま階段を昇り降りできる機械です。
住宅の階段に合わせて斜めにレールを設置し、その上をいすが走行することで
高齢者でも昇り降りできる仕組みです。
屋内型と屋外型があり、あとから工事で設置できます。

階段昇降機は、残念ながら介護保険の対象外となっています。

赤ちゃんのときは哺乳瓶を使い、子ども時代はランドセル、大人になったら自動車と、
年代にあわせていろんな道具を上手に使いこなしてきたと思います。
高齢になってからの介護用品も同じです。
上手に使いこなすために道具は存在するのです。